GWの出来事
以前も投稿した事のある私のバイクが4月末に車検も通り、GW5月4日にメンテナンスをした。
このバイク昭和60年式という事もあり、10年以上もエンジンの調子が今ひとつだった。時々思い出した様に、キャブレター(気化器)を清掃したり、予備のキャブに交換したり色々試していたのだが中々改善しなかった。
症状は、2-3分以上アイドル後のアクセルのつき(反応)が悪く、くすぶった(かぶった)感じになってしまい1/4開度位まで凄く調子わるい。おまけに暖まった後にカチカチとタペットが鳴り出す状態だった。
発進時と低回転時のつきが悪いだけなのでたいした問題では無い様に思えるが、信号待ち後の発信や小さく回る左折時等、車体の傾きをアクセルでコントロールする際などに息継ぎしてガツンと足を着き何度か転倒を回避したもかなりあった。
バイクはアクセルワークでバランスを取るので低速時のエンジン不調はメチャクチャ乗りにくいバイクという事になります。
こんな不調からなんとか脱したいと思っていたが決定的な具体策もなく試行錯誤を繰り返し半分あきらめていた。
良く行くバイク屋さんも
「古いからダメだよ!諦めなよ・・・キャブを新品にするしか無いよ!但し部品が出ればね・・・キャブだけで10万円以上はするshi古いバイクに勿体ないよ」
なんて言われる始末。
加えて、タペットからも音が出ているので車検時にバイク屋さんに調整を頼んだけど「古いバイクは嫌いだから自分でやんなよ」 と全くやる気なしの状態・・・
バイク屋さんにも見放された我が愛車・・・・・
そんなやり取りをしている車検前のある日、新事実を発見した。
カチカチと鳴っていたのはタペットじゃなくてプラグキャップからのリークだった。何気なくカチカチと音のするヘッド周りをみると微妙に3本位火花がとんでいた。
結果的には、正に「灯台下暗し」で、10年で数百Kmしか乗っていないからとエンジンは直ぐかかるということから全く交換してなかったプラグも4本交換する事にした。
こんな経緯でGWにプラグキャップとプラグを全て新品に交換したら今まで症状はピタッと消え長年の胸の痞えが取れた!町やガレージでバイクを見る度にモヤ~っと10年以上も感じ続けていた。
って事で、GW前に車検も上がり、部品も揃いGW中に交換して試運転。
「ん~調子良い!」 長時間のアイドルもグズらないし、発進時のラフなクラッチとアクセル操作でもスム~ズに走りだしツキも良い!これならツーリングに出かけても大丈夫かもしれない。まずは近場で調子をみて、ロングも行けるかもしれない・・・・・
昔ラジコンをやっていた時に「ラジコン技術のDr***??」の記事にあったけっけ・・・・
エンジン始動の条件 > 良い火花+良い燃料+良いクランク(回転)
だったな~。
人間は、「ここは確認した!ここは問題無い!と思い込むと見えなくなるもの」
の代表的な例だった。