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2007年02月19日

フライトレコーダー

昨日「御巣鷹山への墜落事故」のドキュメント番組がやっていた。
ついこの間の様な気がしてたが20年も経つそうです。
20年後に初めて明かされる真実!・・なんてやってました。生存者数名、死者520名という壮絶な戦後最大の事故といってよいほど大事故でした。
事故直後より、日航・運輸省事故調査委員会等が原因究明の為何年も多方面より調査を行い、一応調査結果を出した。その後も日航の同僚たちが独自に調査を続行中も、被害者遺族から機長及び機長の遺族へ対する恨み(誤解)はなくならなかった様です。
ちょっと乱暴な言い方をすれば機体損傷により操縦不能に陥り、そのまま御巣鷹山へ墜落!と言えるかもしれない。
番組を見る限り機長には責任は無かった、また日航の整備状況も大きな問題無い様に思いました。
細かな原因は、ここでは省略しますが運輸省事故調査結果の発表後も機長遺族は、他の一般乗客から15年以上も恨まれ続けてきたのではないかと思いました。
生前その機長は、「どんな状況であろうと事故の責任は機長の責任だ」と家族に言っていたそうです。だから機長遺族は他の遺族、マスコミからの非難を受け続けて来た。
事故後15年以上も命日に他の遺族の様に御巣鷹山へお参りに行けなかった。
みんなも忘れかけた2005年位?に絶対公開されるはずのない「ボイスレコーダ」があるテレビ局に届けられ公開された。これはルール上問題がある事ですが機長遺族の呪縛を解くに十分な内容で、その後機長遺族は、長年の誤解から開放され命日に御巣鷹山にお参りする事ができる様になった。
その誤解を解くきっかけとなった「ボイスレコーダー」の内容がすごく、墜落する寸前までの数分間の格闘が生々しく記録されていた。ほんと鳥肌が立ちました!
私の断片的な記憶より・・
大きな爆発音
「どこか爆発したぞ!」
故障部位を探すやりとり・・
中略
限られたコントロールを駆使している様子・・・
「パワーあげろ!」
「フラップ!もっとフラップ!」(機長)
「やってます!」(機関士)
「ライトターン!ライトターン!気合入れていけ」(機長)
「スピードが速いぞ!」
・・・・・・・・
こんな壮絶なやり取りがコクピットで行われていた・・・・
全身全霊をかけ大島上空より迷走し御巣鷹山付近にたどり着きもう回避できないと判断したのでしょう・・・・最後に一言
「どんといこうや・・・・・」(機長)
激しい爆発音で終わる・・・・
この最後の言葉、機長の無念さや全て手は尽くしたという達成感すら感じ取れます。
本当に最後の修羅場を公開されて機長遺族は、初めて今まで呪縛から解き放たれた・・・・・
世間的には機長やクルー達へ対する誤解がかなり解けた結果となりましたが、この様な最後の「フライトレコーダー」を公開される事は、家族にとってはある意味とても残酷な事でもあったと思います。
これは一部から見て制作された番組であって、まだ500人以上の悲惨な物語が隠れている。
改めてこの事故で亡くなった方々のご冥福を祈ると同時に、もう二度とこの様な悲惨な事故が起きない事を祈っております・・・・・・
■テレビより断片的に入手した情報の為、一部違う情報・意見があるかと思いますが
 特定の一部の方を正当化したり、非難する意味はありません。
 ご理解いただきますようお願いいたします。

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