野猿
なかむらです。
人生には、「なぜ・・・私が・・・」と思うことがたまにあります。
私の場合、その頻度があまりにも高く、何か起きる前に
「きっと・・・私が・・・」と予想ができてしまいます。
週末。めでたく妊娠した友人と、お祝い兼ねて
南伊豆にドライブに行ってきました。
お互い以前から気になっていた、野猿で有名な波勝崎苑に行くことに・・・
「野猿って、やっぱ動物園にいる猿と顔つきが違うのかねぇ」
などと、思い膨らませながら、現地へ。
猿の住む場所は、受付から100mほど。専用のバスで送迎してくれます。
「メガネ・帽子・バックを奪われないよう、気をつけてください」という注意書きが所々にありまして、
そういう注意書きに書かれたことに、
めでたく遭遇できてしまう私は、厳重に注意し、野猿のもとへ。
猿たちは、スローに、のんびり・くつろぎモードで
想像していた野生感はなく、友人と
「かわいいねぇ~。かわいいねぇ~」とはしゃいでおりました。
「近くに寄っても大丈夫ですか?」と、飼育のおじさんに聞くと
「大丈夫だよぉ~人間には何もしないから・・・」と。
私は、携帯片手に、おそるおそる猿の近くへ。
↑たそがれ猿
↑毛づくろいを受けてくつろぎ猿
本当に、穏やかで「猿ってかわいいっ!」とテンションが上がり、
調子に乗ったところで、
近くに、水溜りで遊ぶ15cmほどの小猿を発見!!
小さな手で、水溜りの中の小石をすくって、落とし。すくって、落とし。。。
なんとも言えないかわいらしい仕草に、テンションはMAXに。
携帯のカメラでは、なかなかその小さな小猿のベストショットを
とらえることができず、気づかれないよう、徐々に、徐々に
小猿に近寄っていった
その時
右から、歯をむき出し、スゴイ形相、スゴイ勢いで走ってくる猿の姿が・・・
「やられる!」
その数秒間がスローモーションのように流れ、思わず
「ごめんなさぁいぃ~」
と意味もなく謝り、逃げ回りました。
友人の大爆笑と、猿の威嚇する鳴き声を聞きながら、
「やっぱりね・・・」と納得し、恐怖の余韻にひたりながら
笑えてきたワケで・・・
私は、やらかしてしまうタイプだということを、イヤでも自覚する瞬間です。
ヤツは、母猿。友人いわく、私が小猿を狙っていたトキから
母猿は私をずっと狙っていたらしく・・・
是非。「小猿に近づくときは、母猿に気をつけましょう!」という
注意書きを・・・
帰りの送迎バスの中で、ハーレーでツーリングに来ていた
アメリカ人(きっと)のお客さんに、
「Good job!」(たぶんそう言っただろう・・・)と声をかけられました。
見てたのね・・・