ビッドジャミング
最近、お客さまの検索連動型広告出稿のお手伝いをしている関係で、毎日「オーバーチュアスポンサードサーチ」の管理画面から、入札価格の変更作業をしている。
いつも気になっているのが、ずば抜けて高い金額で入札しているヒト。
順位 | キーワード | 入札価格 |
1位 | ○○○ |
¥200 |
2位 | △△△ |
¥36 |
3位 | □□□ |
¥35 |
くやしいが1位の入札者からは、
- 1位は渡さん
- いつでもかかって来なさい
という姿勢がにじみ出ていて、勝負する気にならない。
しかし、ここにはちょっとした「罠」があって、200円で入札しているからといって、クリック単価(支払金額)が200円ではないという事実。
順位 | キーワード | 入札価格 | クリック単価 |
1位 | ○○○ |
¥200 |
¥37 |
2位 | △△△ |
¥36 |
¥36 |
3位 | □□□ |
¥35 |
¥35 |
「200円も払えるぜ」と見せておき、実は2位より1円高い37円しか払っていないという「罠」だ。
「罠」というには、あたりまえ過ぎる仕様だが、他のキーワードがらみで1位の入札者に「殺意」を覚えるほど、ライバル意識が昂揚すると、よからぬ作戦が頭をよぎる。
仮に、2位の自分が199円で入札したらどうなるだろう。
順位 | キーワード | 入札価格 | クリック単価 |
1位 | ○○○ |
¥200 |
¥200 |
2位 | △△△ |
¥199 |
¥36 |
3位 | □□□ |
¥35 |
¥35 |
1位の入札者は、なにもしていないのに、クリック単価がいっきに跳ね上がる。もちろん、自分のクリック単価は36円のまま。
「ライバルにダメージを与える」といえば聞こえはいいが、この作戦は不毛な感情戦に発展しかねない。
入札金額を操作しながら、いつもこの作戦が頭をよぎるのだが、なにぶんお客さまの代理で作業をしている手前、勝手に試してみるわけにはいかない。
ライバルの入札価格を意図的につり上げる行為
競合サイトの入札(Bid)を妨害(Jamming)することから、こう呼ばれる。
ただでさえ、意地の張り合いでオーバーチュアに儲けさせているのだから、「ビッドジャミング」などといった不毛な手段を使わないようにしましょうよ。皆さん。